小林平康講習会


第10回目を迎える小林平康(こばやしただやす湯沢中里スキースクール代表、全日本デモ強化委員)講習会です。 


代表レッスン2000
21世紀になる2日前、12月30日ピーカンの中で今年も代表レッスンは行われた。
最初にロングターン、ショートターンを見てもらった。

代表曰く
「みなさんロングターンは昨年よりもレベルアップ!(両手を上げる)してますね」

「ショートターンは…ん〜レベルアップしてない!」

1.今年のポイントは、3つの押しずらし方

(1)踵を押しずらす
緩斜面にてプルークスタンスで行う。(必要なのは何か?それは、雪面に働きかけるパワー!)
ここでは、二人の熱い滑りが評価され、代表が絶賛を送った。
代表「見て下さい!この二人。関口さんとその後ろ!いいですね〜。こう燃える様な熱い滑りです!」
(この時、後ろを滑っていたのは、本名:杉本弘道。彼はまだ代表に名前を覚えてもらっていない。そういう自分も未だ名前を覚えてもらっていない。来年からはネームプレートを持参で参加することを深く心に誓う二人であった。)

(2)ひねりずらし

緩斜面のワイドスタンスにて行う。
大腿部をひねる

(3)スキー全体を押しずらす

※ 膝から下は、膝の位置より外側に動かせる。そして、足首は動かした膝下よりさらに外側に動かせる。この足首への働きかけがポイント!

2.ストックは、吉野家風に!(お・お・オヤジギャグだ〜!)

ギューーードンってストックを付きましょう。
ストックは、1つのターンで3割使いましょう。急斜面になればなるほど割合を上げましょう。
ストックをついてから、自分の体が通り過ぎるまで付きっぱなしのイメージ

3.午後一番は、スキーボード

板を履き替えた代表と、カルガモ一家(スキーボードを貸してもらった我クラブの若手3人)の独壇場だった。

スキーボード?

長さ1m弱で、幅が普通の板の2倍ぐらいと言えば想像しやすいでしょうか?
(1本じゃないよ!2本ね)

ポジションを確認するために非常によい板だということでした。(この時、3人以外はまったく相手にされなかった。あまりにも相手にされずスキーボードの購入を心に誓う我々であった。嘘!嘘!)

4. 前後差をなくす為に

(1)切り替え後に次の内足になるスキーへ乗る
内足の小指から踵を結ぶ線!ラインといいましょうか。そこにのることによって外足は内足と平行に位置し易くなる。
外足は自由自在となり、そして、ずらし易くなる。
このラインを太く使おうが、細く使おうが、それは、滑る人の自由!

5.やっぱり感動した。

あのショートターン!
以下、ウー隊長のかけ声とともにそのときの状況

ウー隊長「さあどうぞ〜」(代表が滑り始める)
うぉ〜〜!!!スッゲ〜!速え〜何あれ!何あれ!
(代表が途中でコバターンをいれる)
うぉ〜!あははは!
スゲェ〜なぁ〜このオヤジは〜このオヤジは
やんや!やんや!(代表が滑り終わる)
ウー隊長「参りました!

今年も、楽しくもあり、感動もあり、為になるあっという間の1日でした。

記:Oさん


第9回(1999年)の講習会